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山梨県
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))昌福寺山門山梨県南巨摩郡富士川町青柳町483
本堂正面の境内入口で東面する高麗門。切妻造桟瓦葺で左右に段違屋根の袖塀を設ける。門は本柱を太い楣で固め、柱上の拳鼻付大斗実肘木で棟木を受け、男梁端の実肘木で桁を受ける。木鼻や肘木など随所に華やかな絵様を施す。古刹の表構えをつくる大型の山門。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))昌福寺旧七面堂山梨県南巨摩郡富士川町青柳町483
本堂南側に東面して建ち、かつて七面大明神を祀った。土蔵造入母屋造妻入桟瓦葺の前面に、切妻造妻入の拝所を設ける。主体部は軒裏まで塗込め、腰に水切を廻し、南北面に小窓を開く。内部は格天井で格間に墨絵や川柳を飾る。当地の七面信仰の様相を伝える。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))昌福寺鐘楼堂山梨県南巨摩郡富士川町青柳町483
本堂に至る参道の南側に東面し、大振りの自然石積基壇上に建つ鐘楼。方一間、袴腰付、入母屋造妻入桟瓦葺。高欄付の縁を波紋の持送で支え、上層組物は出組、中備は蟇股とし板支輪に地紋彫を施す。軒は二軒繁垂木。持送など賑やかで細部意匠も凝った鐘楼堂。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))昌福寺虫切加持堂山梨県南巨摩郡富士川町青柳町483
本堂北西に東面して建ち、夜泣や癇癪封じの祈祷をする仏堂。宝形造の前面に入母屋造妻入で軒唐破風付の拝所を接続し、桟瓦葺とする。主体部は土蔵造で腰に七宝風紋様を表し正面に掛子塗土戸を開き、内部格天井に菊花を描く。虫切加持の中核となる特異な仏堂。