色絵唐子図壺
いろえからこずつぼ
概要
"この壷に施されたコバルトや絵具の発色から判断すると、これは江戸末期、あるいは明治初め頃に焼造されたものと思われる。胴中央部の石で割られた穴の中から童子が顔をだし、その左側の童子は右手を高くあげて、壷に向って発止とばかり石を投げつけたところである。この図を「小児撃甕図」と称する。宋時代に哲宗の下で宰相となり、『資治通鑑』を著わしたことで正史に名をとどめている司馬温公の少年時代の逸話をあらわしたものである。
司馬光(司馬温公)は、幼少のころ群児と遊び、庭の大甕に一人が登り誤って足をすべらせて水の中に沈んだとき、仲間はみな見捨てて逃げたが、光は石をとって甕を砕き、これを助け、広く世の中から賞賛された。
この図が柿右衛門磁に描かれ、ヨーロッパに渡ると、ドイツのマイセン窯、イギリスのチェルシー窯などで盛んに写され、“Hob in the well”パターンとして、人気を博した。康煕年間には、中国でもこの図を描いた柿右衛門皿のコピーが焼造され、ヨーロッパに輸出された。"
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