東大寺関係文書
とうだいじかんけいもんじょ
概要
東大寺関係文書
とうだいじかんけいもんじょ
平安~安土桃山時代 11~16世紀
紙本墨書
(1)縦25.9 横22.7 (2)縦28.5 横45.0 (3)縦30.3 横42.0 (4)縦30.5 横40.0 (5)縦32.6 横54.0 (6)縦29.7 横45.6 (7)縦33.2 横50.4 (8)縦28.3 横43.1 (9)縦30.2 横33.6 (10)縦32.0 横48.5 (11)縦32.8 横44.8
11通
東大寺に関係する古文書11通。(1)~(4)は平安、(5)~(9)は鎌倉、(10)は南北朝、(11)は安土桃山時代。(1)~(3)は発給主体や受給が東大寺であり、他も関連文書や作成・受給者を「東大寺文書」や「東南院文書」に確認することができ、いずれも本来は東大寺に伝来した可能性が高い。全11通が新出あるいは原文書未確認の史料とみられる。内容は租税や土地に関するもののほか、(3)は東大寺宝蔵の黄金を開見せしむため、使の発遣を伝える。(5)は勝憲(勝賢)が醍醐寺に移出した観世音寺惣勘文6巻等の返納、紛失について、東大寺別当弁暁の置文。(7)は故寂蓮(橘正綱)子女が「摺写大般若経一部」と転読料を東大寺八幡宮に寄進する。(11)は穀屋祐乗上人御房に国家安全・宝祚長久の祈祷を命じる。