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五分律巻二十四(中臣之寺朱印経)

ゴブンリツカン24(ナカトミノテラシュインキョウ)

概要

五分律巻二十四(中臣之寺朱印経)

ゴブンリツカン24(ナカトミノテラシュインキョウ)

縦:27.5cm 横:993.4cm

1巻

 紙背の紙継ぎに「中臣之寺」の朱印を捺す。中臣寺は中臣國足の創建した法光寺のことで、大和国(奈良県)添上郡にあると『尊卑分脈』にみえるが現存していない。同朱印を捺す根津美術館蔵『説一切有部順正理論巻第六残巻』(重文)は、「奉為皇后宮/大同元年(八〇六)五月中旬奉写竟」の奥書を有するが、字姿よりすると本経の方が古く、平安時代八世紀の書写と考えられる。同朱印を捺す『五分律』は正倉院聖語蔵にも二十巻ほど伝わっている。

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