梅鶴蒔絵擬鼈甲櫛
うめつるまきえぎべっこうくし
概要
擬鼈甲製、禿形(かむろがた)の挿櫛である。禿形の形状は、享保6年(1721)に刊行された『女要珠文庫』に「かぶろがた」として図示される。総体金地として梅樹に鶴を高蒔絵で表し、梅花や鶴、虫喰い状に馬爪の素地を見せている。表裏1箇所ずつの梅花に金金貝の極付があったが、剥落している。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
うめつるまきえぎべっこうくし
擬鼈甲製、禿形(かむろがた)の挿櫛である。禿形の形状は、享保6年(1721)に刊行された『女要珠文庫』に「かぶろがた」として図示される。総体金地として梅樹に鶴を高蒔絵で表し、梅花や鶴、虫喰い状に馬爪の素地を見せている。表裏1箇所ずつの梅花に金金貝の極付があったが、剥落している。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs