土偶
どぐう
概要
縄文時代晩期の東北から北海道南西部にかけて分布する亀ヶ岡文化の土偶である。亀ヶ岡文化の土偶は肥大化した眼部表現を持つ遮光器土偶がよく知られているが、小さな目や人間らしい顔つきを持つ本品は遮光器土偶が型式変化により眼部が縮小化した時期のものである。仮面を身に着けたような扁平な顔面、髪結いと髪飾り風の表現を持つ頭部、首飾りのような刺突文のある隆帯を廻らせた頸部、動物の毛皮風の衣装を想像させる刺突文を有する体部など、縄文時代の装いの様子を具体的に知ことができる資料である。
どぐう
縄文時代晩期の東北から北海道南西部にかけて分布する亀ヶ岡文化の土偶である。亀ヶ岡文化の土偶は肥大化した眼部表現を持つ遮光器土偶がよく知られているが、小さな目や人間らしい顔つきを持つ本品は遮光器土偶が型式変化により眼部が縮小化した時期のものである。仮面を身に着けたような扁平な顔面、髪結いと髪飾り風の表現を持つ頭部、首飾りのような刺突文のある隆帯を廻らせた頸部、動物の毛皮風の衣装を想像させる刺突文を有する体部など、縄文時代の装いの様子を具体的に知ことができる資料である。
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