旧登米警察署庁舎 附火の見櫓
きゅうとめけいさつしょちょうしゃ つけたりひのみやぐら
概要
旧登米警察署庁舎は明治22年に建てられ,本県における明治中期の本格的官公署建築として,また,木造留置所を備えた警察庁舎として,貴重な建物であることから,昭和63年に宮城県指定有形文化財に指定されています。
庁舎脇に建つ、火の見櫓は鉄骨造で高さは20.935mあります。大正15年に建設されたことが銘板により明らかになっています。
宮城県では,明治17年から戦前まで,警察署が消防業務も管轄しており,県内各地で警察署内に火の見櫓が建設されていたと思われます。しかし,庁舎と火の見櫓が一体となって現存しているのは,旧登米警察署が唯一となっています。