秤入
はかりいれ
概要
秤入
はかりいれ
制作地:ミャンマー・バガン
ミャンマー・コンバウン時代 18~19世紀
木製漆塗
縦26.5 横52.7 高11.8
1個
植民地支配以前のミャンマーで広く用いられた分銅と秤を入れるための専用容器。分銅は、聖鳥をあらわしたヒンダ形(K1047)のほか、水鳥形、獅子形などが知られる。ミャンマーでは、3次にわたる英緬戦争によりコンバウン王朝が崩壊、イギリスの植民地となり、ヤード・ポンド法が適用され、21世紀初頭まで用いられ続けた。近年ではメートル法化が進められている。本品はヨーロッパからの影響以前のミャンマーにおける伝統的な度量衡とその使用法を窺うことのできる貴重な資料である。