二十四孝童子鑑 大舜
にじゅうしこうどうじかがみ たいしゅん
概要
二十四孝童子鑑 大舜
にじゅうしこうどうじかがみ たいしゅん
歌川国芳 若狭屋与一版 (1797-1861)
うたがわくによし
江戸時代、天保末期~弘化初期/1844年頃
木版色摺
25.8×37.7
1枚
来歴:池長孟→1951市立神戸美術館→1965市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館
参考文献:
・神戸市立博物館特別展『異国絵の冒険』2001
・勝盛典子「大浪から国芳へ―美術にみる蘭書需要のかたち」(『神戸市立博物館研究紀要』第16号) 2000
大舜は彼を憎み殺そうとまでした父母弟に孝行を尽くします。その徳によって、彼が耕す地には象や鳥が来て助け、終には帝の位を譲られたという説話です。2頭の象の配置や丸いふたつの頂が特徴的な遠景の山など、全体の構図は『東西海陸紀行』挿絵中のごく小さい部分から構成し、「扉絵」から象をとりだして反転し作品の中心に据え、さらに別の図版からとりだした象を右に描いて、孝行の徳を象徴する巨象のイメージを強調します。
【江戸の絵画】
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神戸市立博物館