僧永意起請木札(附 同写)
そうえいいきしょうもくさつ(つけたり どううつし)
概要
僧永意起請木札(附 同写)
そうえいいきしょうもくさつ(つけたり どううつし)
愛知県
平安時代(江戸時代)
本木札は3箇条の事書(箇条書き)と本文からなり、内容は、戒律による教導を促す寺法である。第1条で「和(わ)合(ごう)」を命じ、第2条で殺生や盗みを禁じ、第3条で邪淫を排している。全体に経典や俗書の引用が多いが、その基調は、平等かつ結束力ある僧侶集団を理想とすることで、戒律思想の「和合」理念が基軸になっている。書体は伸びやかで、平安時代の気風をよく表している。また木札の断片を使用して行った自然科学分析により、製作時期は12世紀としても矛盾は無いことが判明している。
縦31.8cm、横116.0cm、厚さ1.9cm
1枚(1通)
愛知県豊橋市雲谷町字ナベ山下7
豊橋市指定
指定年月日:20170427
宗教法人 普門寺 代表役員 林隆清
有形文化財(美術工芸品)