富士裾野 曽我物語兄弟報讐之図
ふじすその そがものがたりきょうだいほうしゅうのず
概要
曽我物語の終盤、曽我兄弟の十番切りの場面を描いた作品ですが、その出で立ちに違和感を覚えるとともに、五郎丸の傍らには銃のようなものも見えます。どうやら、明治元年(1868)に勃発した戊辰戦争の中の上野戦争が、実際の題材かと思われます。同時代の事件等を浮世絵の題材とすることが禁止されていたため、歴史上の合戦に仮託して、その様子が描かれました。
ふじすその そがものがたりきょうだいほうしゅうのず
曽我物語の終盤、曽我兄弟の十番切りの場面を描いた作品ですが、その出で立ちに違和感を覚えるとともに、五郎丸の傍らには銃のようなものも見えます。どうやら、明治元年(1868)に勃発した戊辰戦争の中の上野戦争が、実際の題材かと思われます。同時代の事件等を浮世絵の題材とすることが禁止されていたため、歴史上の合戦に仮託して、その様子が描かれました。
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