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西田中瓦窯

にしたなかがよう

概要

西田中瓦窯

にしたなかがよう

史跡 / 近畿 / 奈良県

奈良県

 西田中瓦窯は、矢田丘陵東縁辺部から北東に向かって派出する低丘陵の西斜面に位置する。昭和6年(1931)に発見された瓦窯は、平成16年から平成25年にかけて発掘調査が行われ、7基の窯の存在が判明した。
 瓦窯は斜面地に作られた全長5~6mの地下式の窖窯であり、1・3・7号窯は発掘調査され、2号窯は現状保存されている。いずれも焼成部の床面は段構造で、築造当初の段は地山を削り出したものである。燃焼部及び焼成部は複数回の改修が行われており、改修により焼成部の床面の段構造は瓦積みになっている。焚口の前面の作業空間である前庭部も残存し、灰原は下方の谷に向かって次第に厚く堆積していた。
 1・2・3・7号の4基はほぼ等間隔で並び、その上方に位置する排水溝が4基を取り囲むように配置されていた。このことから、これら4基は同時期に操業していたと考えられる。

大和郡山市西田中町261番1、266番7
上の地域の間の里道を含む

奈良県指定
指定年月日:20170214

大和郡山市

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キーワード

/ / / 焼成

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