垤菲列奴富之妻
てひれぬほのつま
概要
垤菲列奴富之妻
てひれぬほのつま
江戸時代、文政12年以降/1829年以降
紙本木版色摺
22.1×17.6
1枚
垤非列奴富(テヒレヌホ)は、シーボルトに随行して来日した画家デ・フィレネーフェ(Carl Hubert de Villeneuve)。描かれているのはその妻Mimi。「文政己丑七月和蘭商舶載一婦人来即彼画工垤菲列奴富之妻也名弥々歳十有九隆鼻深目肌膚透■(1)巧女技傍善書画風俗雖異客儀頗有可観者聞婚後二箇月其夫祇役于/日本然両情■(2)々不忍相離故不屑艱難相従到崎港殊域之人異教之徒其想夫之情精一不移者可不謂貞乎仍今茲記其概略得図其髣髴以似好事人」※(1)は「榮」の「木」が「玉」、(2)は糸へんに「遣」
来歴:池長孟→1951市立神戸美術館→1965市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館
参考文献:
・板橋区立美術館『長崎版画と異国の面影』図録 2017
【長崎ゆかりの近世絵画】