飲中八仙図
いんちゅうはっせんず
概要
高岡初の町絵師・堀川敬周による「飲中八仙図」である。
本紙には画題である八仙人の他に従者も複数人描かれており、総勢19名となっている。画題の飲中八仙は、杜甫の七言古詩「飲中八仙歌」に詠まれた八人の文人のことで、全員が酒豪でもあった。人物画の画題として描かれてきたもので、図内の人物の行動は詩の内容に沿ったもののようである。
落款は図中に描かれている掛軸(「飲中八仙歌」によると繍仏か?)の本紙部分に入っており、墨書「敬周」の下に白文方形印「敬周」とある。