富士山図
ふじさんず
概要
侯爵鍋島直映は幼少期から日本画に親しみ、禎子夫人とともに、花鳥画を得意とした荒木寛友に学んだ。落款に「七二叟涛山」とあるが、「涛山」の号は関東大震災以後、侯爵鍋島家本邸となった渋谷松涛にちなむ。
富士山は直映得意の画題の一つで複数の作品が伝わる。本図は落款から昭和18年春に描かれたことが分かる。この年の暮れ松涛の自宅で72年の生涯を閉じる直前の最晩年の作である。
ふじさんず
侯爵鍋島直映は幼少期から日本画に親しみ、禎子夫人とともに、花鳥画を得意とした荒木寛友に学んだ。落款に「七二叟涛山」とあるが、「涛山」の号は関東大震災以後、侯爵鍋島家本邸となった渋谷松涛にちなむ。
富士山は直映得意の画題の一つで複数の作品が伝わる。本図は落款から昭和18年春に描かれたことが分かる。この年の暮れ松涛の自宅で72年の生涯を閉じる直前の最晩年の作である。
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