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旧中尾家住宅 主屋

きゅうなかおけじゅうたく しゅおく

概要

旧中尾家住宅 主屋

きゅうなかおけじゅうたく しゅおく

城郭建築 / 江戸 / 九州 / 佐賀県

佐賀県

江戸中期/18世紀前期

木造切妻平入桟瓦葺き二階建。北棟と南棟からなり、棟高は北側が低く、南側が高い。間口は9間半、うち北棟が4間半、南棟が5間を測る。奥行きは北棟が6間、南棟が7間半と異なる。外壁は側面と正面・背面2階は大壁造、背面を除き軒裏まで白漆喰で塗込め、正面一階は真壁造りとする。
 北棟は座敷を中心とする中尾家の生活空間であり、南棟は天井高が高く、居室に生活観が感じられないことから、鯨組の本拠として社屋機能に徹した空間として建てられたと推定される。

建築面積253.77㎡

1棟

唐津市呼子町呼子3750番地2

佐賀県指定
指定年月日:20120427

唐津市

有形文化財(建造物)

 敷地北側に所在した「裏座敷(観濤閣)」(平成9年解体)の天明3年(1783)は、建築年が明らかであるが、主屋の建築年についても、「裏座敷(観濤閣)」成立時であるとするのが妥当であり、これに先行する北棟の建築年は18世紀前期まで遡る可能性が高い。
 明治10年(1877)の捕鯨撤退後、敷地を分割して第三者の所有となり、平成14年(2002)に主屋を含む7棟1宇が呼子町重要文化財に指定される。平成16年には呼子町所有となり、呼子町と唐津市合併後の平成19年に指定の見直しが行われ、平成24年3月現在、主屋及び勘定場(かんじょうば)の2棟が唐津市重要文化財となっている。また、平成20~22年(2008~10)に唐津市による半解体修理が行われ、天明3年の状況に復元されている。

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キーワード

呼子 / / / 石谷

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