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旧村山家住宅 茶室棟

きゅうむらやまけじゅうたく ちゃしつとう

概要

旧村山家住宅 茶室棟

きゅうむらやまけじゅうたく ちゃしつとう

住居建築 / 明治 / 近畿 / 兵庫県

兵庫県

明治/1911

玄庵(3畳台目茶室)、香雪(4畳半茶室)、玄関及び待合、腰掛、寄付、腰掛待合、砂雪隠、渡廊下よりなる、入母屋造及び切妻造、茅葺、桟瓦葺及び檜皮葺、南面渡廊下附属、桟瓦葺及び鉄板葺

1棟

兵庫県神戸市東灘区御影郡家二丁目12番1号

重文指定年月日:20110620
国宝指定年月日:

重要文化財

 旧村山家住宅は、朝日新聞社を創業した村山龍平の自邸で、六甲山南麓の広大な敷地に洋館や書院棟などを配置している。
 洋館は明治41年の上棟で、外観をハーフ・ティンバー式とし、内部は様々な洋風意匠を融和させて華やかに飾る。書院棟は大正7年上棟の大型和風建築で、三階を望楼とするなど複雑な立面構成をもち、内部には広大かつ優美な意匠の大広間を備える。また茶室棟は明治44年上棟の茶室玄庵を中心とした瀟洒な建築である。
 旧村山家住宅は、阪神間に展開した邸宅群の先駆をなした大規模住宅で、優れた意匠をもつ洋館と、書院棟、茶室棟などの和風建築が一体的かつ極めて良好に保存されており、高い価値が認められる。

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