南部家伝来具足下着
なんぶけでんらいぐそくしたぎ
概要
南部家伝来具足下着
なんぶけでんらいぐそくしたぎ
岩手県
江戸後期~末期
(1)金茶繻子地亀甲革入具足下着
表地に金茶色の繻子、裏地に薄紅色の羽二重を用い、間に革製漆塗り亀甲形の板と鎖を縫い付けた白麻地を、真綿で挟んで挿入している。
(2)黒羅背板地亀甲散模様鎖入具足下着
表地に黒羅背板、裏地に藍染めの麻地を用い、間に亀甲形の鉄の板金と鎖を藍染めの麻布に縫い付けて挟み込んでいる。縁に菖蒲韋の覆輪をめぐらす。袖を筒袖とし、立襟には亀甲金物を仕込んでいる。表地には金物の外形に沿って糸で亀甲形を縫い取る。袖を筒袖とし立襟に亀甲金物を仕込む。
(1)金茶繻子地亀甲革入具足下着
着丈86.0cm 裄66.0cm、重さ3.4kg
(2)黒羅背板地亀甲散模様鎖入具足下着
着丈79.5cm 裄71.0cm、重さ5.5kg
2領
岩手県盛岡市内丸1-50
岩手県指定
指定年月日:20140422
盛岡市
有形文化財(美術工芸品)
元盛岡藩主南部家伝来