刀〈無銘正宗/〉
かたな〈むめいまさつね〉
概要
刀〈無銘正宗/〉
かたな〈むめいまさつね〉
愛知県
鎌倉
鎬造、庵棟、庵低く、反浅く中鋒。鍛板目肌立ちごころに地沸つき地景入る。刃文小のたれ互の目、小乱れ交じり、裏中程やや大きく乱れ、表裏とも総体に飛焼入り、匂深く小沸よくつき、砂流かかり金筋、稲妻しきりに入る。帽子乱込み掃きかけて沸崩れ金筋かかる。彫物表裏に細い棒樋を搔流し、両ちり。茎大磨上、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔二。
刃長73.2 反り2.2 (㎝)
1口
徳川美術館 愛知県名古屋市東区徳川町1017
重文指定年月日:19620202
国宝指定年月日:
登録年月日:
公益財団法人徳川黎明会
国宝・重要文化財(美術品)
大磨上無銘の刀で、相州正宗の作と伝える。刀の姿は時代を示し、地刃の出来は相州上工の作風特色をよく示して所伝を首肯でき、かつ健全である。