興居島の船踊
ごこじまのふなおどり
概要
興居島の船越神社の十月六日の祭礼に、由良、泊、角田の三部落が一つとなり交互に行う。漕伝馬三艘、踊り伝馬、神輿伝馬とが一組となって海上渡御する。踊り伝馬は三艘または四艘の伝馬船を並べて舞台を敷き、間口二間半に奥行一間半程度の舞台を作る。このまわりを青葉で囲い、屋根をつける。この舞台で歌舞伎や新作の舞踊などを演じる。近年の演題は、伊子水軍、大阪落城、大江山、先代萩、太功記十段目、曽我兄弟富士の巻狩りなどで、衣裳などをつけた本格的なものであるが、バントマイムでツケが入る。船の出かける前に神社前で一踊りし、船上で一回、帰ってから港で一踊り、計三回演じる。
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国指定文化財等データベース(文化庁)