百首和歌 伝 藤原為家筆
ひゃくしゅわか
概要
古筆了仲による宝永元年(1704)の極書が添い、定家の嫡男藤原為家(1198〜1275)筆と伝承されるが、その確証はない。春、夏、秋、(冬)、恋、雑の各部に分けて詠じた百首を11紙に書写したもので、完備している。後京極流の書風から推して13世紀前半の筆跡と考えられるが、歌人の名も人数も未詳であり、『新古今和歌集』を回顧しつつ平淡な詠みぶりの歌も多く、国文学研究上からも貴重な一巻である。
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公益財団法人 根津美術館ひゃくしゅわか
古筆了仲による宝永元年(1704)の極書が添い、定家の嫡男藤原為家(1198〜1275)筆と伝承されるが、その確証はない。春、夏、秋、(冬)、恋、雑の各部に分けて詠じた百首を11紙に書写したもので、完備している。後京極流の書風から推して13世紀前半の筆跡と考えられるが、歌人の名も人数も未詳であり、『新古今和歌集』を回顧しつつ平淡な詠みぶりの歌も多く、国文学研究上からも貴重な一巻である。
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