大善寺玉垂宮の鬼夜
だいぜんじたまたれぐうのおによ
概要
大善寺玉垂宮の鬼夜は、大善寺玉垂宮に伝承される鬼夜の行事である。7日昼、鬼面尊の面が本殿から阿弥陀堂へ遷され、種蒔き行事が行われる。夕方、鬼面尊神が再び本殿に遷されると、松明揃えがあり、次いで6本の大松明に火がつけられ鉾面神事が行われる。続いて大松明回しがあり、大松明が本殿と阿弥陀堂・鐘楼をまわる。すると阿弥陀堂から鬼がでてきて、阿弥陀堂の周囲をまわり、最後に大松明と鬼がシオイガキをとり、本殿に一気に駆け込み、鐘楼の鐘が打たれて終了する。
小正月の火祭りに追儺の儀式が結び付いたもので、地域と社寺が一体となって執行する多様な要素を具備した年頭の火祭り行事である。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
所蔵館のウェブサイトで見る
国指定文化財等データベース(文化庁)