樋越神明宮の春鍬祭
ひごししんめいぐうのはるくわまつり
概要
樋越神明宮の春鍬祭は、毎年2月11日に神明宮で行われる稲作の予祝行事であり、神社境内の一部を田に見立てて稲作の作業過程を模擬的に演じ、その年の豊作や無病息災などを祈願する。氏子である6つの地区から禰宜、作頭、鍬持といった諸役を決め、クロヌリ(畔塗り)などの稲作の所作を行い、最後に鍬持が鍬を一斉に投げ上げ、人々がその鍬を競って奪い合う。この鍬は縁起がよい、養蚕があたるなどといって喜ばれる。また、作頭も初穂を投げ、この初穂をとった者は大豊作になるという。(※解説は指定当時のものをもとにしています)
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国指定文化財等データベース(文化庁)