太刀〈銘備前国長船住左兵衛尉景光、作者進士三郎景政、嘉暦二二年已巳七月日/〉
たち〈めいびぜんのくにおさふねのじゅうさひょうえのじょうかげみつ、さくしゃしんしさぶろうかげまさ、かりゃくよねんつちのとみしちがつひ〉
概要
太刀〈銘備前国長船住左兵衛尉景光、作者進士三郎景政、嘉暦二二年已巳七月日/〉
たち〈めいびぜんのくにおさふねのじゅうさひょうえのじょうかげみつ、さくしゃしんしさぶろうかげまさ、かりゃくよねんつちのとみしちがつひ〉
埼玉県
鎌倉/1329
鎬造、庵棟、腰反り浅く、鋳鋒。鍛小板目の肌約り乱映り立つ。刃文中直刃仕立に、互の目ごころの小乱れ交じり。足入り匂口締まる。帽子僅かに湾れ込み、表先少しく尖りごころ、裏小丸。茎生ぶ、先栗尻、鑢目筋違い、目釘孔一。表裏に銘あり。
身長82.7 反り2.6 元幅3.1 先幅2.0 鋒長3.2 茎長23.2 (㎝)
1口
埼玉県立歴史と民俗の博物館 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-219
重文指定年月日:19370525
国宝指定年月日:19540320
登録年月日:
埼玉県
国宝・重要文化財(美術品)
備前長船景光と其の一門と思われる景政の合作である。大河原丹治時基が、景光、景政に注文して奉納したことが銘文によって分かる。本太刀は、直刃を立調にして互の目を交えた鎌倉末の備前長船の作風をよく示した優品である。また、関東武将と長船鍛冶の関係を示す好資料としても貴重である。
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