刀〈金象嵌銘光忠 光徳花押/生駒讃岐守所持〉(生駒光忠)
かたな〈きんぞうがんめいみつただ みつのりかおう/いこまさぬきのかみしょじ〉(いこまみつただ)
概要
刀〈金象嵌銘光忠 光徳花押/生駒讃岐守所持〉(生駒光忠)
かたな〈きんぞうがんめいみつただ みつのりかおう/いこまさぬきのかみしょじ〉(いこまみつただ)
東京都
鎌倉
鎬造、庵棟、猪首鋒、身幅広く、重ねやや厚く反りの浅い姿である。鍛小板目肌よく約み地沸つき、乱映りよく立ち鉄色冴える。刃文大丁子、下半特に華やかにして上は互の目交じり、焼は上に次第に広く足葉よく入り匂深く、所々に金筋かかる。帽子乱込み殆ど焼詰め沸つき掃かけかかる。先切、反僅か、新鑢目勝手下がり、目釘孔一。
長68.4 反2 元幅3.1 先幅2.3 鋒長3.3 (㎝)
1口
公益財団法人永青文庫 東京都文京区目白台1-1-1
重文指定年月日:19360918
国宝指定年月日:19550202
登録年月日:
公益財団法人永青文庫
国宝・重要文化財(美術品)
備前長船光忠の作で、本阿弥光徳の極めである。光徳の筆からみて慶長末年の象嵌と考えられる。豊臣秀吉に仕えて讃岐全国を領した生駒讃岐守親正の所持名があり、世に生駒光忠と号して名高い一口である。