山形県旧県庁舎及び県会議事堂 旧県庁舎
やまがたけんきゅうけんちょうしゃおよびけんかいぎじどう きゅうけんちょうしゃ
概要
旧県庁舎は煉瓦造、三階建で、外壁に山形県産の花崗岩を用いた重厚な造りとする。 明治以来の様式建築の中でもその正統を継いだ手堅い作風といえ、内部は二、三階を吹抜けとした中央階段室を中心に、三階には意匠を凝らした主要室を並べる。
設計はコンドルの弟子、田原新之助があたり、顧問として中條精一郎が参画した。
この建物は大正初期の煉瓦造公共建築として数少ない遺構で意匠的にもすぐれ、県庁舎と議事堂及びそれらを繋ぐ渡廊下が一体となって保存されている点でも貴重である。