岡本宅からの酒の支給依頼木簡(二条大路木簡)
おかもとのみやけからのさけのしきゅういらいもっかん(にじょうおおじもっかん)
概要
岡本宅が、藤原麻呂邸に対して酒五升を請求した木簡。五升は今の約2升(約3.6リットル)。酒は岡本宅で雇っている水葱(なぎ)を選別する女性の給料のためのもの。六人部(むとべ)諸人は藤原麻呂の家政を預かる家政機関の職員の書吏(しょり)という役職に就いていたことが他の木簡からわかる。岡本宅は正倉院文書にもみえる藤原氏の京外の拠点で、場所は正確には不明ながら、飛鳥地域が有力である。なお、この木簡を見ながら習書したと思われる墨書がある土師器の皿が合わせて出土している。