日高川草紙
ひだかがわそうし
概要
「賢学草紙」とも呼ばれる道成寺縁起の異本で、三井寺の僧・賢学と遠江国橋本の長者の娘・花姫を主人公とする。通例の「道成寺縁起」に比べて、宗教色が希薄で、「御伽草子」的要素が強いとされる。酒井家旧蔵本と根津美術館本の2系統の作品群が存在するが、本品は、前者の系統に属し、欠落のある冒頭部分から、巻末の土佐光起による延宝5年(1677)の極書までを忠実に模した粉本である。
ひだかがわそうし
「賢学草紙」とも呼ばれる道成寺縁起の異本で、三井寺の僧・賢学と遠江国橋本の長者の娘・花姫を主人公とする。通例の「道成寺縁起」に比べて、宗教色が希薄で、「御伽草子」的要素が強いとされる。酒井家旧蔵本と根津美術館本の2系統の作品群が存在するが、本品は、前者の系統に属し、欠落のある冒頭部分から、巻末の土佐光起による延宝5年(1677)の極書までを忠実に模した粉本である。
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