カテゴリで見る
秋田県・秋田市
国指定文化財(登録無形民俗文化財)大館のとんぶり製造技術秋田県

本件は、秋田県大館市に伝承される、ホウキギの実を原料として、「とんぶり」と呼ばれる当地特有の郷土食を製造する技術である。市内でも比内地区が主な伝承地で、近年は商品化が進み、工場での生産も行われている。呼称については、濃緑色の小さい粒状の形が、ぶりこ(ハタハタの卵)に似ていることに由来するとされる。
とんぶりの製造は、毎年秋にホウキギの実を収穫し、十分に乾燥させてから、煮込み、皮むき、洗い、選別、水切りの工程の順に行い、入念に異物を取り除き、濃緑色の実だけを残して完成となる。とんぶりは、ぷつぷつとした食感が特徴であり、料理に添えたり、他の食材と和えたりして日常的に食される。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))新政酒造旧感恩講西籾蔵秋田県秋田市大町6-134

敷地北辺西寄りに東西棟で建ち、土蔵造平屋建、桁行二五メートル梁間六・七メートル、切妻造、置屋根式の桟瓦葺で、西妻に戸口を設けて庇を付ける。外壁漆喰塗で水切と鉢巻を廻らし、軒先を方杖で支持する。東籾蔵及び米蔵とともに、感恩講の由緒を伝える。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))新政酒造旧感恩講東籾蔵及び米蔵秋田県秋田市大町6-23

敷地北辺東寄りに建つ。東西棟で土蔵造平屋建の東籾蔵と米蔵を直列させ、総桁行三六メートルを測る。切妻造、置屋根式の桟瓦葺で、東妻に戸口と窓を設ける。外壁漆喰塗で水切と鉢巻を廻らし、軒先を方杖で支持する。感恩講の遺構としても価値がある大型土蔵。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))新政酒造愛醸蔵秋田県秋田市大町6-71

明醸蔵北側に東西棟で建つ。土蔵造平屋建、桁行一六・二メートル梁間七・二メートル、切妻造桟瓦葺である。外壁漆喰塗で鉢巻を廻らし、両妻を出入口とする。鉢巻下半と出入口楣部分を黒漆喰仕上げとし、妻壁に「∧ウ」を表す。酒造の中核をなす仕込蔵。