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国指定文化財(登録有形文化財(建造物))仙波家住宅露地門及び塀愛媛県松山市北久米町394

仙波家住宅露地門及び塀

主屋南側の庭園への出入口となる露地門と両脇に続く塀。露地門は一間の薬医門。屋根は切妻造本瓦葺で箱棟胴板瓦に波をあしらい、棟両端に鯱瓦を載せた華やかな門。門の両脇は本瓦葺の板塀で、南辺を桟瓦葺の土塀とし、露地門とともに屋敷正面の構えを整える。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))仙波家住宅主屋愛媛県松山市北久米町394

仙波家住宅主屋

松山市街地の東部に位置する農家の主屋。敷地中央に南面して建つ入母屋造桟瓦葺でつし二階建とする。東に土間、西に居室を配し、南西隅の座敷は北面に床を構え、南・西面に内縁と濡縁を廻す。付書院に櫛形火灯窓を開け、繊細な組子の欄間を建てるなど上質。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))宮内家住宅潮見堀愛媛県伊予市灘町123-1

宮内家住宅潮見堀

敷地の港側となる古隠居西方にある。台形平面で深さ約1・5メートルの堀の西側に出入用の石段をつくる。扁平で丸みのある緑泥片岩を平積みし、大振りの石を適宜挿入する。かつては港の潮の干満を堀の中の水位変化で観察した。類例稀な住宅内の検潮施設である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))宮内家住宅古隠居愛媛県伊予市灘町123

宮内家住宅古隠居

敷地の西奥に南北棟で建つ。切妻造桟瓦葺で、南端を八畳の主室として東西に縁側を通し、北に四畳や三畳を配する。八畳は柱・長押を面皮材とし、南面の床脇に大振りの円窓を穿ち、鏡天井に龍図、同じく四畳に舞鶴を描く。古雅な佇まいの隠居屋である。