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香川県

国指定文化財(重要文化財)瀬戸内海歴史民俗資料館香川県高松市亀水町1412番2

瀬戸内海歴史民俗資料館

瀬戸内海を見晴らす高台に建つ広域の歴史民俗資料館。香川県技師山本忠司の設計により昭和48年に完成。中庭とその周囲を回遊する動線計画に基づき、正方形の展示室等を自然の地形にあわせて上下左右にずらして配し、各所に大きな開口を設け、内外が連続する動的かつ開放的な展示空間を実現した。外観は平面を反映して凹凸ある複雑な形態で、中でも角錐台を呈す展示室等には当地で採れた石材を積み、周囲の自然景観との調和を図る。モダニズム建築の手法を踏襲しながらも、近現代における国際様式への批判を背景として、立地や風土を考慮し、豊かな自然の残る地方の場所性を活かした秀逸な作品。また、調査・研究などの諸機能を完備した総合的な地方歴史民俗資料館の最初期の完存例としても貴重。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧石川家住宅主屋香川県坂出市元町三丁目1468

旧石川家住宅主屋

坂出駅北側の住宅地に位置する和風住宅の主屋。敷地北寄りに南面して建つ二階建寄棟造平入本瓦葺で北東に平屋棟を附属。北西の庭に面する主座敷は床脇に天袋、地袋など備えた端正なつくり。二階は大壁とした重厚な外観でガラス戸の多用など時代相を示す主屋。

国指定文化財(重要文化財)金刀比羅宮 神庫香川県仲多度郡琴平町

金刀比羅宮 神庫

琴平町の象頭山中腹に位置する。神仏分離により金毘羅大権現号を廃し、神社として再興した金刀比羅宮は、組織の再編にあわせ境内を改編した。明治10年上棟の本宮は、仏教色を排して素木を用い、壁面や天井に木地蒔絵を施した複合社殿で独特の細部意匠をもち、本殿へと床や天井を高める構成、破風を多用する屋根は荘重で格式が高い。別宮も本宮についで格式高く、神饌殿と直所を備える構成も同様。両宮を長大な南渡殿が繋ぐ配置は独特。境内には神楽殿や御炊舎など諸殿舎が残り、両宮とあわせ優れた社頭景観を呈すとともに、神仏分離による境内改編の様相を伝え、歴史的に価値が高い。

国指定文化財(重要文化財)金刀比羅宮 神輿庫香川県仲多度郡琴平町

金刀比羅宮 神輿庫

琴平町の象頭山中腹に位置する。神仏分離により金毘羅大権現号を廃し、神社として再興した金刀比羅宮は、組織の再編にあわせ境内を改編した。明治10年上棟の本宮は、仏教色を排して素木を用い、壁面や天井に木地蒔絵を施した複合社殿で独特の細部意匠をもち、本殿へと床や天井を高める構成、破風を多用する屋根は荘重で格式が高い。別宮も本宮についで格式高く、神饌殿と直所を備える構成も同様。両宮を長大な南渡殿が繋ぐ配置は独特。境内には神楽殿や御炊舎など諸殿舎が残り、両宮とあわせ優れた社頭景観を呈すとともに、神仏分離による境内改編の様相を伝え、歴史的に価値が高い。