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和歌山県

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))常喜院山門和歌山県伊都郡高野町大字高野山字南谷364

常喜院山門

境内東辺に東面して建つ正門。切妻造銅板葺の四脚門で両脇に袖塀を付す。主柱は円柱、控柱は角柱、組物出三斗、軒は反りのある二軒疎垂木。妻飾は虹梁に束立で蟇股風笈形を付す。頭貫木鼻や蟇股などを復古的な細部意匠とし、ヒノキの良材を用いた上質な山門。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))常喜院拝殿和歌山県伊都郡高野町大字高野山字南谷364

常喜院拝殿

日露戦争戦没者慰霊塔の拝殿で境内中央部に南面して建つ。入母屋造銅板葺で正背面に軒唐破風を付す。内部は3列6室に部屋を並べ、西列北は折上小組格天井の上段の間とし、上段に付書院と帳台構を備える豪壮なつくり。大振りな軒唐破風など外観華やかな拝殿。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))常喜院客殿和歌山県伊都郡高野町大字高野山字南谷365

常喜院客殿

本堂の東方に南面して建つ客殿。入母屋造平入銅板葺で正面東寄りに入母屋造玄関を突出。玄関を入った正面8畳間を挟んで、東に庫裏、西に客殿を接続し、客殿に持仏間、上段の間を配する。高野山における近世以来の平面的な特徴を備えた近代の大規模な客殿。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))常喜院本堂(旧最勝院本堂)和歌山県伊都郡高野町大字高野山字南谷364

常喜院本堂(旧最勝院本堂)

高野山の南谷にある真言宗寺院の本堂。境内西側に東面して建つ宝形造銅板葺主体部の北に入母屋造の護摩堂棟を延ばし、西に切妻造の増築棟を付す複雑な屋根構成。正面の外壁は桁下まで塗込め漆喰塗仕上とし、中央に掛子塗扉を開く。重厚な外観が特徴的な本堂。