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奈良県

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))上田家住宅石垣奈良県吉野郡吉野町大字山口588-1他

上田家住宅石垣

敷地北面を折れ曲がり区画する延長51メートル、高さ5メートルの石垣。大きさが不均一な自然石の平滑面を外方に向けて空積で積上げ、最上部に平らな石を積み、かつて塀を建てた。長大な石垣が旧家の風格ある屋敷構えを整え、吉野らしい農村景観を形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))上田家住宅客門及び塀奈良県吉野郡吉野町大字山口588-1

上田家住宅客門及び塀

敷地南面の西寄りに建つ門及び塀。客門は一間の腕木門で屋根桟瓦葺、軒は一軒疎垂木で垂木に反りを付ける。塀は桟瓦葺屋根で壁は漆喰塗仕上、正面の腰を簓子下見板張とする。かつて主屋の南西にあった離座敷用の門と塀で、敷地南西の歴史的な景観を形成する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))上田家住宅表門及び塀奈良県吉野郡吉野町大字山口588-1

上田家住宅表門及び塀

敷地南面に建つ表門及び塀。表門は一間薬医門銅板葺で、門口の板扉に八双金具を付す。両脇の塀は鉄板葺で壁を漆喰塗仕上、正面側の腰をモルタル塗仕上とし、門脇に潜戸を開ける。軸部にケヤキを用いた上質な表門で、塀とともに旧家の風格ある表構えを形成。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))上田家住宅蔵奈良県吉野郡吉野町大字山口588

上田家住宅蔵

敷地北西に位置する文書蔵。二階建切妻造平入、置屋根形式の桟瓦葺。外壁漆喰塗仕上で腰に竪板を張る。東面に開けた戸口に掛子塗扉を吊って庇を付し、内部は各階一室の板敷で小屋組は垂木小屋組。窓少なく堅牢なつくりの土蔵が旧家の風格ある屋敷構えを構成。