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兵庫県・神戸市東灘区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))武藤家住宅門兵庫県神戸市東灘区御影二丁目323-4

武藤家住宅門

敷地の正面東端に建つ入母屋造の表門。本柱の背後に控柱を立て、茅葺風の急勾配屋根をかける。柱や梁は磨き丸太で、化粧軒裏に雑木の木舞や竹の隅木を用いるなど、主屋と異なる数寄屋風意匠とする。上流階級の暮らしぶりと同時に施主の趣向がよく現れている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))武藤家住宅女中部屋兵庫県神戸市東灘区御影二丁目323-4

武藤家住宅女中部屋

主屋の背面に中庭を挟んで建つ。切妻造桟瓦葺、外壁杉皮張で、内部は三畳一間、正面は渡廊下で主屋と接続し、東側面に井戸屋と塀を附属する。主屋と調和した丁寧かつ抑制の効いた造作が大工の技量を窺わせる。上流階級の生活の一端を伝える附属施設。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))武藤家住宅蔵兵庫県神戸市東灘区御影二丁目323-4

武藤家住宅蔵

主屋の背面奥に建ち、蔵前を介して主屋と接続する。切妻造桟瓦葺、外壁モルタル塗で、入口に米国製錠前付の鋼製両開き扉、窓に鋼製扉を備え、内壁を竪板張で仕上げる。堅牢かつ上質なつくりで重厚な屋敷構えを構成するとともに良好な街路景観をつくっている。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))武藤家住宅主屋兵庫県神戸市東灘区御影二丁目323-4

武藤家住宅主屋

阪急御影駅近傍の閑静な住宅街にある。主屋は敷地中央に南面して建ち、入母屋屋根の周囲に下屋を廻し、西側奥に蔵前と離れ、東側奥に居間棟が附属する。東側中央に突出する玄関脇には洋館を附属する。優れた大工技術でまとめられた上質な和風住宅。