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京都府・京都市北区

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岐美家住宅門京都府京都市北区小山西大野町26他

岐美家住宅門

敷地南辺東寄りに開く。切妻造桟瓦葺、間口1・8メートルの腕木門で、左右に袖塀を付ける。軸部から軒まで磨き丸太で構成し、門口に引違いの格子戸、欄間に細丸竹を吹寄せに入れ、軒は吹寄せ疎垂木とする。袖塀は腰高に竪板を張る。端正で気品を備えた正門

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岐美家住宅土蔵京都府京都市北区小山西大野町26他

岐美家住宅土蔵

主屋後方、離れの西端に接続して東西棟で建つ。土蔵造二階建、桁行3・9メートル梁間3・9メートル、切妻造桟瓦葺で、各階とも離れから出入りする。軒に鉢巻を廻らし、南面上下階の窓庇に漆喰塗の繰形付持送を付す。屋敷構えを構成する丁寧なつくりの土蔵。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岐美家住宅離れ京都府京都市北区小山西大野町26他

岐美家住宅離れ

主屋背面の庭を挟んで東西棟で建ち、西端の渡廊下で主屋と連絡する。南面は開口を広くとり、軒は丸太垂木を配る。一階は茶室と六畳を東西に並べ、茶室は四畳半台目で蒲天井を張り、床柱に皮付の曲り材、床框に割竹を使う。数寄屋を基調とした上質な離れ座敷。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))岐美家住宅主屋京都府京都市北区小山西大野町26他

岐美家住宅主屋

閑静な住宅地に南面して建つ。玄関妻壁に中世風蟇股と舟肘木を飾り、東側の張出しを洋間とし、西側に座敷を雁行に配して廊下を廻らせる。柱仕上や天井等の仕様を部屋ごとに変え、数寄屋風や書院風の意匠に濃淡をつける、瀟洒で上質な近代住宅。