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千葉県
国指定文化財(登録有形民俗文化財)利根川中下流域の川船及び関連用具・千葉県千葉市中央区青葉町955-2
・千葉県香取市佐原4500
・千葉県野田市関宿三軒家143-4

本件は、関東平野を流れる利根川の中下流域において、水運や生活に用いられた川船と、船の操作や修理・製造などに使われた用具の収集である。利根川は、近世以降、北関東一円と江戸、銚子を結ぶ水上交通の大動脈となり、なかでも中下流の地域には、多くの河岸が設けられ、物資の運搬や人の往来に川船が活躍した。
本収集は、川船本体とその部材、関連する用具から構成される。川船には、サッパ船と呼ばれる小型の木造船や国内最大級の川船であった高瀬船の船体部材、関連用具は、船上用具や操船具、船大工用具や船関係者の信仰用具などから構成されている。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧明石家住宅石蔵千葉県銚子市新地町1469-56

銚子漁港の西方に位置する商家の旧家財蔵。通りに北面する石造二階建寄棟造桟瓦葺で、軒に蛇腹を廻らした丁寧なつくり。二階北面に上下窓を三箇所開け、一連の腕木庇を付す。一階は一室の土間、二階は二室の座敷。洋風意匠を取り入れた明治期の貴重な石蔵。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))宮本家住宅主屋千葉県千葉市中央区蘇我二丁目136-1

房総往還沿いに西面して建つ旧飼葉商の主屋。寄棟造妻入桟瓦葺で正側面に下屋を廻らす。内部は前土間で二室を並べ、南東に二室を接続し、全体に矩折平面とする。軒は出桁造で隅を緩やかに反上げ、棟に家紋と家名付の鬼瓦を飾り、街道沿いの繁栄を伝える町家。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))秋元家住宅土蔵千葉県流山市流山二丁目109-9

みりん醸造で栄えた流山本町界隈に建つ。もとは貴重品を納めた蔵と考えられる。切妻造桟瓦葺妻入で、半間ごとに柱を立て小屋を二重梁とし、出入口に観音扉を設けるなど堅牢につくる。市街化著しい流山中心部にあって、地域の歴史的景観を伝える貴重な遺構。