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女坑夫(仕事前)

概要

女坑夫(仕事前)

石井利秋  (1911~2001)

1986年

油彩・画布

91.0×73.0cm

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1911年、福岡県田川市に生まれる。
89年にわたる生涯のほぼすべてを田川で過ごした石井利秋は、モダンアート展への出品を除けば筑豊以外にその名を知られる機会も少なかったが、田川の美術界においては、黎明期から支えてきた一人である。
42年、三井田川鉱業所従業員による洋画同好会「緑水会」の結成に始まり、いくつかの団体との合併などを経て、62年に創立となった田川美術協会でも、当初から中心的な役割を担ってきた。温厚で控えめな人柄に人望も厚く、率先して人前に出ることはなかったが、周囲に推され、93年~99年までは、第5代会長も務めている。
三井田川に勤めながら、炭鉱をモチーフとした抽象表現をしていたが、退職後に、女坑夫や炭鉱災害を描いた具象的な作風へと変わっていった。とりわけ、災害の場面と鎮魂をテーマとした作品は、公傷係として長く勤務した自身の経験も重なり、生涯を通じて描き続ける使命ともなった。2001年に逝去。
(『多彩な美~田川市美術館の歩み~』田川市美術館、2010年)

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