妙義神社 廻廊
みょうぎじんじゃ かいろう
概要
妙義神社 廻廊
みょうぎじんじゃ かいろう
群馬県
江戸前期/1656
桁行三間、梁間一間、一重、切妻造、銅板葺
1棟
群馬県富岡市妙義町妙義
重文指定年月日:20241209
国宝指定年月日:
宗教法人妙義神社
重要文化財
妙義山中腹の急傾斜地に境内を構える神社で、古来山岳信仰により隆盛した。境内上段に建つ本殿・幣殿・拝殿は宝暦6年(1756)建立で、華麗な装飾をもつ上質な権現造社殿として、唐門、総門とともに昭和56年6月に重要文化財に指定された。江戸前期に中興された境内は、宝暦期(1751-64)に整備拡充され、江戸後期以降はそれら建物群を一部建替えながら維持してきた。境内上段には17世紀中期築の随神門及び廻廊が建つ。石段下の銅鳥居は銅製の鳥居で、足下に獅子等の飾りを付す。下段の御殿及び社務所は、別当石塔寺の建築として安政3年(1856)頃に建て替えられ、その南西には附指定の旧本社社殿波己曾社本殿及び拝殿が移築されている。これら諸建物は明治の神仏分離を経てなお、本殿等と一体となって近世に神仏習合の場として栄えた境内の景観をよく伝え、価値が高い。