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松葉流銀簪

まつばながしぎんかんざし

概要

松葉流銀簪

まつばながしぎんかんざし

その他 / 江戸

江戸時代/19世紀

14.1cm

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-2-071

独立行政法人日本芸術文化振興会

銀製、松葉流の簪である。飾りがなく、別名「耳掻簪」ともいう。簪は笄から分化して発生し、二本足の簪は享保以降に出現した。延享元年(1744)に金銀製の櫛・笄が禁止されてからは象牙・鼈甲・錫が用いられたが、寛政頃から金銀製の簪が再流行した。『玳瑁亀圖説』によると、「松葉流シ」は、松葉形で突起のない形状を意味し鼈甲製の二本足、松葉簪・松葉流簪は江戸で明和・安永の頃に流行したとされる。また「松葉流耳掻中差」として、天保年間にも流行したとされる。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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キーワード

/ / 鼈甲 / 金銀

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