注口土器
ちゅうこうどき
概要
北海道から出土する続縄文時代後半期の土器で、口縁部から押し出すようにして作られた注口、縞状の縄文、連続する刺突文、ミミズ腫れのような微隆起線による幾何学文などを特徴とする。縄文時代最末期の九州北部に伝わった稲作文化は、日本海沿岸部を北上し一気に東北まで伝わった。しかし、北海道では寒冷気候のため稲作が定着せず、狩猟、採集、漁労を生業とする縄文的な文化が続いた。北海道ではこの時代を続縄文時代と呼ぶ。本品は、日本列島に育まれた文化の多様性を知る上で貴重である。
ちゅうこうどき
北海道から出土する続縄文時代後半期の土器で、口縁部から押し出すようにして作られた注口、縞状の縄文、連続する刺突文、ミミズ腫れのような微隆起線による幾何学文などを特徴とする。縄文時代最末期の九州北部に伝わった稲作文化は、日本海沿岸部を北上し一気に東北まで伝わった。しかし、北海道では寒冷気候のため稲作が定着せず、狩猟、採集、漁労を生業とする縄文的な文化が続いた。北海道ではこの時代を続縄文時代と呼ぶ。本品は、日本列島に育まれた文化の多様性を知る上で貴重である。
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