中山伝信録
ちゅうざんでんしんろく
概要
中山伝信録
ちゅうざんでんしんろく
江戸時代 明和3年(1766)刊
紙本墨刷
第1巻:縦26.3 横17.5 第2巻:縦26.3 横17.5 第3巻:縦26.3 横17.5 第4巻:縦26.2 横17.5 第5巻:縦26.2 横17.5 第6巻:縦26.4 横17.5
6冊
本作品は、徐葆光(?-1723)の『中山伝信録』を日本において重刻したもの。明和3年5月、京都の版元、文錦堂の林伊兵衛が出版した。著者の徐葆光は江蘇省出身の官僚で、康煕58年(1719)6月1日、冊封副使として、歴代最多の649名の一行とともに、琉球に来島した。滞在中、徐葆光は琉球各地を巡遊し、中山王の系譜から、琉球の地理、王府の制度や儀礼、琉球の風俗に至るまで調査したという。第1巻は航海に関する内容。第2巻は冊封の儀礼に関する内容。第3巻は中山王の系譜についての内容。第4巻は地理に関する内容。第5巻は制度に関する内容。第6巻は琉球の風俗や琉球語に関する内容である。江戸でも出版され、琉球に関する知識が広く伝えられた。