普賢寺鐘楼門 附棟札、扁額
ふげんじしょうろうもん つけたりむなふだ、へんがく
概要
普賢寺は象王山と号し、曹洞宗の寺である。寺伝によれば、寛文12年(1672)、松本二蓮木全久院十三世の了然玄超の開山としている。
鐘楼門は弘化3年(1846)に再建されたもので、大工棟梁は野村作十郎である。昭和34年(1959)の伊勢湾台風により屋根と上層部が一部損壊し建物が傾いたため、その後解体修理を行っている。その際に構造補強のため持送りを増やしたり柱を一部太くしたり、屋根瓦の葺き方を変えたり等をしているが、修理前の形とほとんど同じで、建築当初の姿形をよくとどめている。