總持寺祖院 鐘鼓楼及び回廊(鐘鼓楼)
そうじじそいん しょうくろうおよびかいろう(しょうくろう)
概要
總持寺祖院 鐘鼓楼及び回廊(鐘鼓楼)
そうじじそいん しょうくろうおよびかいろう(しょうくろう)
石川県
大正/1913頃
桁行3.6m、梁間3.6m、入母屋造、袴腰付、桟瓦葺
1棟
石川県輪島市門前町門前
重文指定年月日:20241209
国宝指定年月日:
宗教法人大本山總持寺祖院
重要文化財
明治大火後に横浜に寺地を移した曹洞宗大本山總持寺の開創の地に、別院として再興した寺院。大祖堂は法堂と祖師堂を兼ねた總持寺に特有の堂宇で、広壮な内部空間を有し、細部意匠に優れる。仏殿は、曹洞宗の伝統的な本堂平面形式の客殿を転用したもの。山門は豪壮かつ細部装飾に優れた二重門である。伽藍中枢の回廊周囲には近世に建立された経蔵や白山社本殿などの堂宇が遺り、壮大な伽藍を形成する。大本山移転後も同等の寺格を保ち、近世来の規模と構成を継承する伽藍は、以後の被災を乗り越え、近世と近代の堂舎が混在する祖院再興時の景観を現在に伝える。