阿波手漉き和紙万国博覧会及び内国勧業博覧会出展関連資料
あわてすきわしばんこくはくらんかいおよびないこくかんぎょうはくらんかいしゅってんかんれんしりょう
概要
阿波手漉き和紙が万国博覧会(シカゴ・明治26年(1893)、パリ・明治33年(1900))、内国勧業博覧会(第3回・明治23年(1890)、第4回・明治28年(1895)、第5回・明治36年(1903))に出展された際の賞状、賞牌(メダル)と雁皮紙である。明治政府が正式に万国博覧会に参加したのは、1873(明治6)年に開催されたウイーン万博であり、日本的で優れた工芸品を中心に出展するために、全国から優れた工芸品が集められた。
原田家に現存している万国博覧会、内国勧業博覧会の賞状、賞牌と雁皮紙から、麻植郡川田村で製作された阿波手漉き和紙が日本的で優れた工芸品として高く評価されていたことを窺い知ることができる。