豊臣秀吉朱印状
とよとみひでよししゅいんじょう
概要
天正18年(1590)12月29日付、宗義智(1568-1615)宛、豊臣秀吉(1537-98)朱印状。義智から歳暮の祝儀として、太刀1腰、照布5端、白鳥2羽が贈られたことに対して礼を述べたもの。大正15年(1926)に、宗家が朝鮮総督府朝鮮史編修会に対して、豊臣秀吉、徳川家康関係の史料を無期限で貸与した中に本文書が含まれていたことが知られる。その後、本文書は日本に戻ってきたようだが所在は不明だった。本文書は、宗家から流出した秀吉関係文書を構成する一部として重要な史料である。