後二条天皇宸翰消息
ゴニジョウテンノウシンカンショウソク
概要
後二条天皇(1285~1308)が式部省の大学寮にかけられている孔子と顔回ら十哲の画像を修復後、同寮に返す前に拝見したい旨を伝えた消息。「恐惶謹言」あるいは「邦治上」という敬意を全面に表した文言から、父・後宇多天皇にあてたものである。空海に傾倒した父の雄渾な書風と比べると、おおらかな感じをうける。現存する唯一の遺墨として貴重。
ゴニジョウテンノウシンカンショウソク
後二条天皇(1285~1308)が式部省の大学寮にかけられている孔子と顔回ら十哲の画像を修復後、同寮に返す前に拝見したい旨を伝えた消息。「恐惶謹言」あるいは「邦治上」という敬意を全面に表した文言から、父・後宇多天皇にあてたものである。空海に傾倒した父の雄渾な書風と比べると、おおらかな感じをうける。現存する唯一の遺墨として貴重。
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