洗濯板
せんたくいた
概要
昭和30年代の後半、国内ほぼ半数の家庭に電気洗濯機が導入されるまで、洗濯はこの洗濯板とたらいを使って行われていた。洗濯板は凸凹がついているのが特徴で、洗濯物をこの板にこすりつけるようにして洗っていた。
ちなみに、すべての洗濯物を板でこすったわけではなかった。なぜなら、そればかりしていると、布が早く傷んでしまうからである。そのため、とくによごれているものを中心に、洗濯板が使用されていた。
学校では児童・生徒に昔の生活の様子をよりよく伝えるために、こうしたかつての生活道具が集められ、校内に学校博物館(郷土資料室などとも呼ばれる)が整備されることがしばしばあった。