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開港神戸之図

かいこうこうべのず

概要

開港神戸之図

かいこうこうべのず

絵図・地図 / 江戸

江戸時代、慶応4年頃/1868年頃

紙本著色

48.9×72.4

1枚



来歴:1983神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館特別展『神戸開港150年記念特別展 開国への潮流―開港前夜の兵庫と神戸―』図録 2017

開港後の神戸の地名・寺社・墓地などの位置を表わした地図です。海上には大小さまざまな船の挿絵が描き込まれていて、国際色豊かな神戸のイメージを喚起させます。

図中の生田川より西側の白く示された部分が外国人居留地です。そのさらに西側、宇治野川までが、居留地の造成が遅れていたため設定された、日本人・外国人双方が居住可能な雑居地です。現在の北野町、山本通の異人館街や、元町通から栄町通に位置する中華街は雑居地に含まれます。雑居地にあたる神戸村の海岸沿いには、異人建家の記述があります。外国人たちは、まずこのあたりから貿易の拠点を築きはじめたのでしょう。

生田川は、現在のフラワーロードの位置にありましたが、明治4年(1871)に流路が付け替えられました。

【近代の神戸】【開国・開港】

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キーワード

神戸 / 居留 / 開港 / 外国

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