旧笹浪家住宅(北海道檜山郡上ノ国町) 米蔵・文庫蔵
きゅうささなみけじゅうたく(ほっかいどうひやまぐんかみのくにちょう) こめぐら・ぶんこぐら
概要
旧笹浪家住宅は,日本海沿岸に所在する,ニシン漁などで繁栄した漁家の住宅である。主屋は19世紀前期,土蔵は明治18年の建築で,いずれも重要文化財に指定されている。米蔵・文庫蔵は嘉永元年(1848)の建築で,平成3年に一旦解体格納された後,平成14年に復旧された。
土蔵造2階建,切妻造,桟瓦葺で,内部は北側の文庫蔵と南側の米蔵に区分され,屋根下地には北海道の地域的特色を示す樺葺が使われている。北海道内の漁家の中でも旧家である笹浪家の屋敷構えを構成する重要な建物である。