イエズス会士日本書簡集(ドイツ語版)
いえずすかいしにほんしょかんしゅう
概要
1795~98年にドイツのアウグスブルクで刊行された、イエズス会士の日本からの書簡(1548~1585年)をまとめたドイツ語版の書簡集(全3巻)。本書はそれぞれの書簡が年代順に収録された3巻本で、各巻とも前半はローマ数字、後半はアラビア数字のページ番号が付されている。ローマ数字部分には、序文(第1巻のみ)、各巻の書簡の要旨と短い抜粋が載せられ、アラビア数字部分は、詳しい内容が載せられている。
第1巻は、1548~1564年の書簡(39通)をまとめたもので、扉絵には、豊後王(大友宗麟)の前で、聖フランシスコ・ザビエルと仏僧との宗論の様子が収められている。
第2巻は、1565~1580年の書簡(20通)をまとめたもので、絵には、豊後王(大友宗麟)の洗礼の場面が掲載されている。
第3巻は、1581~1585年の書簡(12通)をまとめたもので、扉絵にはローマ法王グレゴリオ13世に謁見する日本の少年使節団(天正遣欧使節)の様子が描かれている。